この課題は白い画用紙とは違い、既に中間調子が画面にあるため、明るさと暗さの両方から描いていくといったプロセスで描いていきます。
途中、ホワイトのパステルを乱用しすぎて画面が見づらくなることも、多々見受けられましたが、最終的に気持ちいい秩序を画面に作ることが出来ました。



木炭紙大有彩紙、 コンテ、パステル等 12時間
アクリル画教室もスタートして3ヶ月、古典技法を中心に課題を消化してきましたが、今回の課題では、描き出しの段階で画面に絵の具を自由にぶちまけ(?)そのことで出来た染みを利用して、モチーフを描いていくというプロセスで行いました。参考資料としてベン・シャ―ン等の画集をお見せして解説をしました。最初は生徒さんも半信半疑で始めていらっしゃいましたが、思いのほか絵の具によって出来た染みが綺麗で、Eさんなどは「このまま額に入れて飾っても良いかもしれませんね」などと冗談が出るほど、見方によっては面白い抽象作品になっていました。
最終的に完成した作品は、まだ、未消化な部分も残しているのですが、ただ見て写すのではなく、絵の中の偶然性を利用しながら描いた魅力の多い作品に仕上がりました。



B3サイズ画用紙 アクリル絵の具 12時間