デッサン講座に続き、「基礎から学ぶ〜」シリーズ第2弾。水彩の講座が始まりました。
今回は、これまでの初心者向け講座をリニューアルし、デッサンもしたことがない、全くの初心者の方でも描くのに困らないような内容に変更しました。水彩画と言っても、描くためにはもちろんデッサン力も必要ですからね^^
3日間あるうちの初日は、「色の基本と混色」について。
実は混色にも基本となるルールがあるのです。漠然と混ぜても色は作れますが、ちょっとした基本を押さえておくと、色作りが早くなり、そして楽しくもなります。そんな「色の基本」と「混色の基本」について今回はお話しさせていただきました。
授業では基本をシンプルに押さえるため、色は3色しか使いません。
その3色とは、シアン(青)・マゼンダ(ピンク寄りの赤)・イエローのいわゆる「三原色」と呼ばれる、混色では作ることのできない純色、と定義されている色です。
紫や緑はなんとなく混色で作れるな〜と知っていると思いますが、実は茶色や黒(に近い色)もこの3色の組み合わせで作れるんです!
授業で使用したカラーチャート C:シアン M:マゼンダ Y:イエロー の3色の混色で実際に作った12色相環とアースカラー・黒 |
実は、このC:シアン・M:マゼンダ・Y:イエローにK(黒:ちなみにKはkuroの頭文字ではありません^^; 念のため)を加えた色は印刷の基本色なんです。ご自宅にあるプリンターにもこれらのインクが入っていると思います。プリンターで印刷した写真もクリアに色が再現できますから、CMYKで色が再現できるというのは納得ですよね。
外側の12色の並びは、基本となるCMYの間を綺麗なグラデーションになるように混色していくだけなので、若干手間がかかるものの、だいたい皆さん色が作れてました。難しかったのが、黒。青によってしまったり、赤によってしまったり、いずれの色にも寄っていないニュートラルに見える色にするのが難しかったようです。
ただ、実際の制作になってくるとそうした色の振れ幅が面白い色調になることもあります。自分で混色することによって、自分だけの色味が作れるので、ぜひ制作でもいろいろ混色を楽しんでみてくださいね^^
ただ、実際の制作になってくるとそうした色の振れ幅が面白い色調になることもあります。自分で混色することによって、自分だけの色味が作れるので、ぜひ制作でもいろいろ混色を楽しんでみてくださいね^^