2017年7月21日金曜日

うちわに描く ー日本画コースー

今回は日本画コースの授業からのご紹介です。
講座の内容は「琳派を勉強して、うちわに描いてみる」というものでした。

「琳派(りんぱ)」とは、桃山時代後期に興り、近代までに見られた表現形式で、俵屋宗達・尾形光琳・酒井抱一などが有名です。

今回はその琳派の特徴より、

 ◎技法(たらし込み、没骨法(もっこつほう))


 ◎豊かな装飾性(空間認識を持つ)
 
 ◎デザイン性(形の省略化)

などを留意して制作していただきました。
モチーフも各々に設定していただきましたので、様々なうちわが出来上がりました。









通常、日本画コースでの授業は個々で、自由なテーマでの制作をしておりますが、年に2回程度は技法の勉強ということで、全員が同じ技法を用いて描くことをしております。


前回は「銀箔を焼いて描く」という内容の講座でした。
次回は「もみ紙(和紙を揉んで、その風合いを利用する)に描く」という内容を予定しております。


「銀箔を焼いて描く」より制作例





日本画コースでは、11月に1ヶ月で描ける短期講座を予定しています。手ぶらでご参加いただけますので、日本画に興味のある方は是非この機会をご利用ください!詳細は9月以降にHPよりご案内させていただきます。