講座の内容は「琳派を勉強して、うちわに描いてみる」というものでした。
「琳派(りんぱ)」とは、桃山時代後期に興り、近代までに見られた表現形式で、俵屋宗達・尾形光琳・酒井抱一などが有名です。
今回はその琳派の特徴より、
◎技法(たらし込み、没骨法(もっこつほう))
◎豊かな装飾性(空間認識を持つ)
◎デザイン性(形の省略化)
などを留意して制作していただきました。
モチーフも各々に設定していただきましたので、様々なうちわが出来上がりました。
通常、日本画コースでの授業は個々で、自由なテーマでの制作をしておりますが、年に2回程度は技法の勉強ということで、全員が同じ技法を用いて描くことをしております。
前回は「銀箔を焼いて描く」という内容の講座でした。
次回は「もみ紙(和紙を揉んで、その風合いを利用する)に描く」という内容を予定しております。
「銀箔を焼いて描く」より制作例
日本画コースでは、11月に1ヶ月で描ける短期講座を予定しています。手ぶらでご参加いただけますので、日本画に興味のある方は是非この機会をご利用ください!詳細は9月以降にHPよりご案内させていただきます。