2015年6月26日金曜日

水彩表現模索中…

ブログの更新大分ご無沙汰しております…。

授業ではこれまで通り、それぞれ充実した作品が出ていたのですが、なかなか写真が撮れず、のびのびになってしまいました(涙)。これから10月の展覧会に向け、よりバラエティーに富んだ作品が出てくると思いますので、少しずつご紹介させて頂きたいと思います。

さて、ブログ復帰(?)第一段として、金曜日の授業をピックアップしてみました。金曜の午後の時間帯は水彩画を描かれている方が沢山いらっしゃいます。水彩とひとくちに言ってもさまざまな表現がありますね。金曜のこのクラスでは、写生的な絵から一歩踏み込んで違った表現を試みたいという方が増えています。まだ制作途中で、表現も模索中ですが、途中経過としてご紹介させていただきます。


Hさん作品↓
銅版画の作品からインスピレーションを借りて、銅版の線の面白さをペンで表現されています。なるべく、黒の線と紙の白を活かすように、水彩は最小限に使用。ご自身が旅行された時に撮影したスナップを作品にしています。今後シリーズでの展開を予定。旅先の風景もいいですが、こういう食卓画もモチーフとしては面白いですね。食い道楽な私としてはこういう作品はちょっとテンションが上がります(笑)。



Kさん作品↓
ウェットインウェットの表現がとても上手なKさん。いつも色使いや水彩のにじみ表現など、とても上手に表現されています。今回は、モチーフの扱いを写生的に描くのではなく、デフォルメし、奥行きもあまり作らず平面的な表現をするということに挑戦して頂いております。モチーフをデフォルメし、かつモチーフの配置も画面上で構成というやや難解な取り組みです。ちょっと難しい内容で、理解するのが難しいようですがここまでは良い感じです。少しずつアドバイスしていきますので、何とか物にしていきましょう!




Mさん作品↓
この作品の前までは、普通にモチーフを写生的に描いていらっしゃったMさん。いきなりご自宅でこれに近い物を描いて持ってきて下さいました。モチーフは「時計の内部」。時計の内部の構造を見て「これ絵にしたい!」となかなか思えませんよね!こういう独自の視点が素晴らしいし、絵としても面白い物になっていました。下の作品は講師Kにアドバイスを受け、再制作している途中です。ここまでは良い感じです。この先どう展開していくのでしょうか?





いずれも、まだまだ模索中で、迷いつつの制作です。10月の展覧会までにどう着地させられるか楽しみです!

最後に完成したばかりの油彩画を1点。

Nさん作品↓
Nさんの絵はいつ見ても色がとてもきれい!色感の良さにいつも感心します。また、絵の具の付きもごてごてした感じではなく、薄付きでそれがまたとても良い感じです!



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