今回は、金曜絵画コースの生徒さんのスケッチブックをご紹介します。
Tさんは普段の授業では、透明水彩を使って静物を描かれていますが、授業以外でもスケッチや風景画など、ご自分の描きたいテーマで自由に描かれています。むしろTさんにとっては、制作する事は日常であり、授業は普段の作業の確認のため、といったスタンスでしょうか。とてもいいペースで描かれています。
今回ここでご紹介するスケッチブックは、ここ1ヶ月にTさんが描きためた「家のまわりの雑草」をテーマにした1冊のスケッチブックからの抜粋です。
絵画コースの授業では、最近、エスキースやスケッチなど、軽い仕事の面白さ、作品の良さについてお話ししています。Tさんのこのスケッチブックはまさにそういう良さを形にしていてとても良かったです。クロッキーやスケッチが日常的にできる事、これは絵が上手くなる最大の条件かもしれません。
クズとドクダミ
ヤブカラシ、エノコログサ
ハルジオンとヒメジオン
オギとススキ
この一冊がまるまるご自宅周辺の雑草についてのスケッチで埋め尽くされ、まるで植物研究家のスケッチのようです。全ページをご紹介できないのが残念です…。透明水彩の使い方も上手いですね。Tさんは、家のまわりを散策してはスケッチし、自宅に帰っては名前や性質を調べるという事を毎日繰り返したそうです。ちなみに、これを描かれていた頃はまだ残暑厳しい中…大変な作業だったと思います。
クズ 部分の拡大
絵画コースの授業では、最近、エスキースやスケッチなど、軽い仕事の面白さ、作品の良さについてお話ししています。Tさんのこのスケッチブックはまさにそういう良さを形にしていてとても良かったです。クロッキーやスケッチが日常的にできる事、これは絵が上手くなる最大の条件かもしれません。
ちなみに、これはシリーズ第一作目だという事です。T さん、続編楽しみにしています!
お知らせと訂正。
●「え塾通信」の記事に一部誤字がありましたので、この場で訂正とお詫びをさせて頂きます。(秋)
裏面の野見山暁治展の期間に誤りがあります。
誤)2010年10月28日(金)
↓
正)2011年10月28日(金)