本講座では、全3日間の行程で小作品を仕上げるという内容になっております。初回である本日は「もみ紙」を自作するところから始まりました。
着色した和紙に
胡粉を塗っているところ。
「もみ紙」とは文字通り、揉むことで得られる独特な表情を持つ紙のことですが、ただ揉むだけではなく、下塗りと上塗りの2層の絵の具を塗布することがポイントです。
出来上がった
「もみ紙」の細部。
朱赤と紫の対比が
美しい。
一層目の絵の具はしっかり和紙に絡みついているのに対し、二層目の絵の具は表面に乗っかっているだけなので揉むことで簡単にはがれます。はがれて一層目の絵の具が見え隠れすることにより複雑な表情が出来上がります。上記の作品では一層目の絵の具に朱赤と紫を使用しています。
パネル張りされた
「もみ紙」
来週以降この画面に各々描きたいものを描いていきます。どんな作品になるでしょうか〜。引き続きレポートさせていただきます!(秋)
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